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「十三を出ますと京都の大宮まで止まりません」

その昔、何十年も言われてきたであろう電車内の放送内容。
今では、十三を出たら次は淡路だもんなぁ。

というわけで、今更ながら「京とれいん」初乗車。
「十三を出ますと京都の大宮まで止まりません」_b0166390_23584335.jpg

1日4往復になると乗りやすくなりました。

先頭車両でスタフを見学。
「十三を出ますと京都の大宮まで止まりません」_b0166390_23584030.jpg

区間は淡路から桂と若干短くなったものの、京阪間ノンストップ。
約30分間無停車。

よく見ると運番も昔の特急運番の形式だ。
【運番110=11時台下り特急1本目】
桁数が少なくて風格があるねぇ。
今のレギュラー特急の運番は、昔の急行形式で、停車駅共々、「名前は特急、中身は急行」だもんなぁ。



そんな話はさておき、「京とれいん」のダイヤは、運転士の技量が十二分に試される内容だと思います。

梅田から河原町までず~~っとレギュラー特急のあとを付かず離れず一心同体でいなければならない。
しかし、向こうは茨木市や高槻市などちょこちょこと駅に止まっていくので、
あまり調子に乗って飛ばすと、レギュラー特急の停車駅手前で信号待ちを食らう羽目に。

歩くような速度で走ったり、信号の変化に合わせて加速・減速の繰り返す乗り心地では、
旅情もクソもなくなってしまう。

適度なスピード感で、加速・減速は最小限に。
これが「京とれいん」に求められる運転。

文字だけで説明するのは至難の業だが、淡路駅出発を例にすると
1.後続列車に早く閉塞を明けるために、通常通りフル加速。
2.上新庄を通過するなど、後続列車とある程度距離があいたら、7~8割のスピードで流す
3.その間に先を行くレギュラー特急は、一生懸命走って、茨木市に停車、そして出発。
4.京とれいんは、茨木市駅場内信号が見えた瞬間に「進行」に変わるくらいのタイミングになるようにして走る。
5.茨木市駅出発信号が「進行」になったらフル加速して、退避列車に早く閉塞を空けるようにする。
6.1にもどる
てな具合なんじゃないかと。


たぶん、2~4の間は、加速も減速もしない、ずっと惰行運転でちょうど良いくらいな感じがします。


「京とれいん」の運転は加速の我慢が大切。
最高速度まで出す事が必ずしも正しい運転ではないと言うこと。


と、運転免許無しが申しております。


その昔にハマってたの「電車でGo」なら、そんな速度のコントロールも、スコアラーにとっては当たり前の世界だったんだけどね。

A駅を最高速度ギリギリの速度で通過しないとその次のB駅で定通が取れない区間がある。
しかし、前駅からA駅まではけっこう時間の余裕があり、普通に走っていくと、
A駅直前で時間が余っていることに気付いてブレーキを掛けるハメに。
そうなると、当然、最高速度で通過できず、B駅へは数十秒遅れで通過。
スコアもズタボロ。
と言った罠にはまってしまう。

そんな時、スコアラーは、A駅手前まで速度を抑えて走って、
A駅を通過する瞬間に最高速度をマークできる地点からフル加速するのよね。

あ~、久しぶりに電車でGo2をやりたくなってきた。
by yakumon_photo | 2011-05-15 00:53 | 鉄撮り